こんにちは!おじです。
障がい者の皆さん。
ご存じでしょうか?関東でようやく障がい者用のICカードが適用される事になりました。
適用開始は2023年3月18日からです。
私はさっそく障がい者ICカードを作りに行ってきましたよ💨
申請時の様子と使用してみた感想を書いて行くので、これからカードを作るという人はぜひ参考にしてみて下さい。
※このブログでは、おじ=私、おば=妻としてお読みください。
障がい者用ICカードとは
SuicaやPASMOで、鉄道やバスなどを障がい者割引を適用した運賃を自動精算で利用できるサービスです。
《参考》JR東日本「障がい者割引が適用されるお客さま向けの新たな Suica のサービス開始について」
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221222_ho03.pdf
《参考》JR東日本「障がい者用Suicaのご案内」
《参考》PASMO「障がい者割引が適用されるお客さま向けの新たな PASMO(障がい者用 PASMO)のサービス開始日について」
https://www.pasmo.co.jp/pressrelease/pdf/PressRelease_ICCard_20221222%20.pdf
《参考》PASMO「障がい者用PASMOのご購入」
サービス開始日
令和5年3月18日(土)~
サービス対象
第1種身体障害者または第1種知的障害者の大人と、障がい者本人を介護する任意の1名。
カードの有効期限
1年後の同月末日まで。
窓口などで障害者手帳などを提示すると、1年後の同月末日まで有効期間を更新できる。
毎年更新が必要なんやね。忘れないようにしないと。
【追記】カードの更新(2024/4月)
1年経ったので、カードの更新を行いました。
更新は改札の窓口でもできると書いてあったので、最寄り駅の改札に行きましたが、「ここではできません」と言われてしまい、みどりの窓口で更新しました。
有効期限を越えると、更新手続きを完了するまでの間、カードが利用できなくなるみたいなので、ご注意を。
利用可能エリア
SuicaまたはPASMOが利用可能な鉄道・バス事業者。
※全国相互利用エリアでは使用できません。
今までの障がい者割引を受けていた方法
ICカードで自動改札機にタッチして入場はできますが、出場時に改札の窓口にて身体障害者手帳を提示して、駅員にICカードの精算をしてもらう必要があります。
障がい者ICカードの作り方(体験談)
※ICカードの作り方は人それぞれの状況によって異なるので、今回は私の場合どうだったかを書いて行くのでご了承ください。
申請する場所
・Suicaエリア内のJR東日本の駅のみどりの窓口(Suicaの場合)
PASMOは鉄道事業者の窓口となっていますが、詳しくはHPなどで調べてみて下さい。
※話せる指定席券売機でも発売出来るようなので、みどりの窓口がお近くにない方は、確認してみると良いかもしれません。(公式には発表されていませんが、SNSで話せる指定席券売機で購入されている方を発見しました。)
用意する物
・Suicaカード(持っていたら)
・障害者手帳
・障がい者用Suica申込書(窓口でもらえる)
私の場合、なぜかずっと使用していなかったSuicaが2枚あったので、それを障がい者用にしてもらいました。(障がい者割引の条件として、障がい者用と介護者用の2枚が必要になります)
カードを持っていない人は申請時に発行してもらえるので、あらかじめわざわざ用意する必要はないので安心して下さい。
モバイルSuicaやモバイルPASMOを障がい者用ICカードにすることはできないよ。
窓口でする事(所要時間10分程度)
・障害者手帳の提示
・障がい者用Suica申込書記入(申込書を持っていない人)
・障がい者ICカード使用時の注意事項の説明を受ける
・持参したSuicaに障がい者の名前と《障》と《介》の字を印字される
障害者手帳の提示
まずは障害者手帳を提示します。
障がい者用Suica申込書記入
次に障がい者用Suica申込書を記入します。
申込書はJR東日本のHPで印刷できるので、あらかじめ記入してから窓口へ行く事が出来ます。
私の場合は申込書を持たずに窓口へ行ってしまったので、窓口で申込書を受け取りその場で書きました。記入項目は少ないのですぐに書けてしまうので、事前に準備する必要はないと思います。
【障がい者用Suica申込書記入項目】
・障がい者名
・障害者手帳に記載の番号
・生年月日
・電話番号
・性別
以上です。特にわずらわしさは感じませんでした。
※障がい者用Suica申込書はここから印刷できます。https://www.jreast.co.jp/suica/whats/pdf/pwd_suica_applicationform.pdf
障がい者ICカード使用時の注意事項の説明を受ける
次に障がい者用Suicaを使用するにあたっての注意事項などの説明を受けます。事前に色々と調べてから行ったので、ただ確認する程度の内容でした。
※受付の人も、こちらがちゃんと障がい者用ICカードの事を調べて来ているのを前提で説明するので、これから申請する皆さんもよく調べてから申請に行く事をおすすめします。
持参したSuicaに障がい者の名前と《障》と《介》の字を印字
最後に持参したカードに、障がい者用には障がい者名と《障》の字、介護者用には障がい者名と《介》の字を印字されすべての手続きが終了となります。
※障がい者用となると強制的に記名式になります。
申請の所要時間は最初から最後までざっと10分程度となります。並ぶ時間の方が長く、受付まで来てしまえばすぐに終わります。
障がい者ICカードの使い方(電車の場合)
障がい者用 IC カードは本人用・介護者用を同時かつ同一行程で乗車される場合に、自動改札機またはバス運賃機にて割引運賃を自動精算できます。
本人用・介護者用を別々または単独で利用することはできません。
利用の際は、障害者手帳などの携行が必要です。
原則は単独での利用は不可ですが、路線バスや一部の鉄道会社で、元から本人単独での割引が可能な場合は、単独利用ができるみたいです。利用する交通事業者に確認するといいですね。
不正に利用した場合はどうなるの?
障がい者用Suica申込書には、定期的に利用状況の確認をし、利用停止措置を行ったり、本人の連絡先に連絡を行うことがあると記載がありました。
実際に使用してみて感じたメリット
【手帳を窓口に提示する手間が省けた】
これが最大のメリットだと思います。
今までは、割引を受けるには毎回窓口で障害者手帳を提示する必要がありましたが、ICカードで自動精算が可能になったため、普通に改札を通るだけで割引されるので手間が省け、障がい者と駅員双方にとってのメリットとなったかと思います。
今までは毎回窓口に行かないといけなかったし、窓口が混み合っていてあきらめた事もあったよ。
駅によっては、改札が無人で駅員がいなくて割引をあきらめたこともあったね。
バスに関しては一人でカードを使用できるのでほぼストレスなくなりますね。
※バスでの使用に関しても、ご利用されるバス会社に利用方法を確認してみて下さい。
実際に使用してみて感じたデメリット(改善してほしい事)
【モバイルSuica対応にしてほしい】
私は普段モバイルSuicaで改札を通過しているため、物理的なカードを持参する事にストレスを感じてしましまいます。
1日も早くモバイル対応になってくれる事に期待します👏
【利用可能エリアを拡大してほしい】
これは体験談ではないのですが、障がい者用Suicaの利用可能エリアを普通のSuicaと同等のエリアに拡大してほしいですね。
今後は、東海地方にも拡大する予定との事ですが、まだまだ全国区となるには時間がかかりそうです。
全国で使用できれば旅行も快適になりますね!
実際に使用してみて感じた注意点
ICカードの二重使用
・ICカード複数持ちの人なら分ると思いますが、ICカードを重ねての使用によるエラーには気を付けましょう。
障がい者用Suicaを手に入れたので、張りきって改札に通ろうとしたらエラーになりました💦
私が使用しているiPhoneは、モバイルSuicaをエクスプレスカードに設定していて、さらにスマホケースが手帳型で中に障がい者用Suicaを入れてました。
その状態でケースごと改札にかざしたため、二重でカードをかざした時と同様の現象が発生してしまい、エラーになってしまいました😅
最初、原因が分からずエラーになった後スマホケースから障がい者用Suicaを取り出し、再度カードのみでタッチしてしまい、結果的にモバイルSuicaと障がい者用Suica両方改札を通過してしまった事になってしまいました😅
※自宅最寄り駅の改札出た時に、駅員さんにモバイルSuicaの通過記録を取り消してもらいました。
実際に障がい者用Suicaを使用してみて、料金が割引されているのを確認した時はホッとしました。
モバイルSuicaを使用する時は、障がい者用Suicaはスマホケースに入れず財布に入れるなど別にした方が無難かもね。ICカード二重読み込み防止のためのセパレートシート(カード)なども売られているから試してみるのもありかも。
障がい者用Suicaの単独利用
電車では、障がい者用Suicaは単独では使用できないので、一人で利用する場合は普通のSuicaをもう一枚用意する必要があります。
改札を通過する前によく確認しましょう。
感想
待ちに待った障がい者用Suicaですが、意外とあれ?と思うことが多くまだまだ改善の余地がありそうです。
もっとこうすれば良いのにって思っても、なかなか実現できるまでの道のりが険しいのでしょうね。
まぁ無責任に言いたいこと言うのは簡単ですよね😅
でも間違いなく言えるのは、障がい者それぞれ環境が違いますが間違いなく今までより負担は減るのではないのでしょうか。
私はみどりの窓口にて申請を行いに行きましたが、受付の列に並んでいる間ふと感じたことがありました。
それは、同時期に始まる「オフピーク定期券」のお知らせや「モバイルSuica」の案内など様々なポスターが貼られていましたが、「障がい者用Suica」に関してのポスターが1枚もなかったのは寂しく感じました。
もっともっと障がい者用Suicaが便利になって、多くの人に広まれば良いなと感じました。
すべての障がい者にとって便利なシステムになる日が来ることを期待するぜ
【おまけ】おばの知恵袋
カードタイプのSuicaだと残高がいくらなのかすぐには分からないので不便ですよね。駅の改札や券売機で確認する事もできますが、いつでも簡単に残高を確認する方法をご紹介します。
残高確認アプリ
アプリをインストールして、スマホにICカードをかざすと残高を確認することができます。
電子マネーICカード残高確認
Digital Equality, Inc.無料posted withアプリーチ
このアプリでは、残高だけでなく使用履歴も確認できるよ。
残高表示パスケース
専用のパスケースにICカードを入れると、液晶部分に残高が表示されます。
パスケースに入れたまま改札を通ることもできるよ。
駅の自動改札でICカードの残高不足で扉が閉まって足止めされた事はありませんか❓
— ハンズ渋谷店 (@Hands_Shibuya) November 17, 2016
この『miruka』(ミルカ)なら対応のICカードを挿してボタンを押せばパッと残高が表示されるので、閉まる前に教えてくれます。
2,980円+税・ボタン電池式
〈ハンズ渋谷・5Aフロア〉(べーあー) pic.twitter.com/7rC1Nz1L5s
残高表示キーホルダー
ICカードにキーホルダーをかざすと、残高が表示されます。
いろんなICカードの残高を確認したい場合は、キーホルダーの方が便利かもね。
そういやedyやSuicaの残高表示するキーホルダー買った。地味にありがたい。 pic.twitter.com/ZYIT3W6tP5
— ゆぅあっと🌸 (@yuat_swift171) October 13, 2021